どうでもいい話はどうでもよくないことばかり

大事な話はついでのような言い方の中に

誰かと話していて、ふと相手が、

「これはどうでもいい話なんだけど」

と話し始めたことはないでしょうか。

「テーマとは関係ないかもしれないけど」
「たいしたことじゃないんだけど」
「まあ、別にいいんだけど」

こういう言葉のあとに
けっこう大事な話がぽろりと出てくることって
とても多い。

私も以前、カウンセラーの友人に

「友達じゃなくて仕事としてカウンセリングしてほしい」

とちゃんと料金を支払って
話を聞いてもらったことがあるんですが。

「別にいいんだけど、って梶村さん言ってたけど
たぶんよくないんじゃないかな」

と言われてハッとしました。

本当に大事なことを、

「これすっごい大事なことなんだけど」

って話し始める人、意外と少ないんですよね。

そこがとても重要であることを
本人も気づいていなかったりする。

ついでみたいな言い方をしながら、
実は「気づいてほしい」と思っているのかもしれない。

おまけの話に耳を傾ける

会議でいろいろ意見を出し合っているときに
「これちょっと違うかもなんですけど」
と切り出されたとき。

落ち込んでいる話をしている人が、
「まあ、もう別にいいんですけどね」
と言うとき。

そういうのを、聞き逃さないようにしたいなと
思っています。

逆に、ものすごく親しい友人が
ニヤニヤしながら

「これすっごいどうでもいい話なんだけど」

と言うときは、
本当にどうでもよくてしょーもなくて
最高な話が多いです。

そういうときはめちゃくちゃ笑いましょう。

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