その話、私もしてましたけど!?
受講生の方から、
「梶村さん聞いてくださいよ♪」
と言われたときにはわくわくします。
どんな体験発見学びを教えてくださるのだろうと。で、
「この前ネットで〇〇〇っていう話を読んで
なるほどなーって思ったんです!」
とその衝撃を教えてくださるわけですが、
『それ私もお伝えしたことありますがなー!!』
とイスからずり落ちそうになることもあるのが
パーソナルトレーニングの面白いところ。
私が伝えてきたことはなんだったんだという思い
それに近いこと、日常でもありませんか。
「運動したほうがいいんじゃない」
「30分早起きしてみるのはどう?」
「この本がおすすめだよ」
「コンビニ弁当ばかりはよくないと思う」
あれほど何度も伝えてきたのに。
『知り合いの〇〇さんがランニングを始めて
すごく調子がいいんだって。
私も走ってみる!』
とか、
『美容家の〇〇さんがインスタで
とにかく朝ごはんが大事って!
私もこれからは食事に気を配らなくっちゃ』
とか。
おおおおおおおおおおおおおおいっっ
それ私これまでに
何回も何回も何回も言いましたよね!?
私より見知らぬ人のインスタですか!!???
みたいながっかり感。
私が伝えてきたことはなんだったんだと
悲しくなった経験がある人も
多いのではと思います。
自分で気がつきたいし発見したい
ただこれってね、
タイミングなんだろうなと思うんです。
口をすっぱくして伝えてきたあなたを
ないがしろにしているつもりはきっとなくて。
その人が気がつきたいタイミングと
合っていなかったということ。
そして人は誰でも、
「言われたからやった」
よりも、
「自分で発見した」
のほうが嬉しい。
自分で気がつきたいし発見したい。
そういう生き物なのだと思います。
目的を見失わないこと
相手のためにと思って伝え続けてきたことを、
ある日突然、自分でひらめいたかのように
報告してきたら。
できればまずはいったん
「おー、いいねえ」
「私も大賛成!」
と言ってあげられるといいですね。
だってせっかくやる気になってるんだから。
伝え続けてきたのは、
相手が私の言うことを聞くことではなく、
相手にプラスの何かが起こること
が目的だったはず。
目的を見失わず、時が経ってから
「私もだいぶ言うとったけどな」
とにっこり一刺しできる人は
とても魅力的だと思います。